連載 多国籍軍に学ぶ組織変革(最新連載)

115. 悪のリーダーを侮るな

ヒトラーに象徴される悪のリーダーは、どの時代、どの組織にも生まれ得る。ダミアン・マッキニーは言う。「人としては悪でも、リーダーとしてのスキルが高く、強い影響力を持つ人間はいる」。自らの影響力に自信があるならば、善に基づく行動を取る責任がある。自らの善を信じるならば、リーダーとしてのスキルを磨き、悪に勝つ影響力を持つ責任がある。

 

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85. リーダーシップとは影響力

86. 権力の濫用が思考を止める

 

ダミアン・マッキニー  元英国海兵隊将校。大英帝国五等勲爵士(MBE)。1999年マッキニーロジャーズ設立。東アフリカ、ケニア生まれ。

   

114. ゴミを入れればゴミが出てくる

ダミアン・マッキニーは言う。「上官の曖昧な指示は部下の間違った行動を生む。部下がおかしな行動をとったら、上官はまず自分の指示を疑う。具体的な指示、重要なものだけを選んだ指示が部下の正しい行動を引き出す」。

米国陸軍将校が提唱したGarbage In, Garbage Outという警鐘は広くビジネス界でも引用されている。

 

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4. 簡潔なものは実行される

38. 抽象的な計画は死をもたらす

 

ダミアン・マッキニー  元英国海兵隊将校。大英帝国五等勲爵士(MBE)。1999年マッキニーロジャーズ設立。東アフリカ、ケニア生まれ。

   

113. 見守るから信頼が生まれる

ウサマ・ビン・ラディン殺害作戦の最中、政権の中枢メンバーはホワイトハウス地下の危機管理室に集まり、実行部隊兵士のヘルメットに装着されたカメラを通してリアルタイム映像を見守った。オバマ大統領、クリントン国務長官、バイデン副大統領らが食い入るように画面を見ている写真が残っている。ダミアン・マッキニーは言う。「極秘ミッションを担う兵士の気持ちになってみろ。大統領に見守られていることが如何にモティベーションを高めるかが分かる」。

信頼しているから見守るのではなく、見守るから信頼が伝わる。信頼されていると感じた部下が最高の働きをする。

 

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27. 信頼する前に任せる

106. 任せて心に火をつける

 

ダミアン・マッキニー  元英国海兵隊将校。大英帝国五等勲爵士(MBE)。1999年マッキニーロジャーズ設立。東アフリカ、ケニア生まれ。

   

112. 切磋琢磨してみないか?

士官学校は集団訓練を通じて若者をリーダーに変える場所だ。マーク・ノートンは言う。「士官学校の厳しい訓練を一人で耐え抜くことは出来ない。もし出来るならば訓練が甘過ぎる。互いに切磋琢磨し極限を共有した仲間は絆をつくり、将来の軍の中核となる」。

好敵手を見つけ競い合う事が互いの限界を高める。

 

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14. 士官は作られ将軍は生まれる

24. 質より数

28. 死なせたくないから厳しくできる

 

マーク・ノートン  元英国陸軍将校。元サンドハースト王立陸軍士官学校教官。 

   

111. 情報共有が生死を分ける

テロリストの潜伏情報は常に変わる。ジェームズ・キャメロンは言う。「かつての正規軍同士の戦いでは自軍の戦略を確実に遂行すれば勝てた。しかし、現代の対テロ戦では敵の情報が自軍の行動を次々と変える。どんなに優秀な指揮官でも情報が無ければ判断を間違える」。

 

最新の情報を全員で共有する文化と仕組みがある組織は強い。

 

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1. 敵を知る

84. インテリジェンスを使う

 

ジェームズ・キャメロン  元英国陸軍将校。英国陸軍参謀本部最優秀将校(受賞2回)。大英帝国三等勲爵士(CBE)。最年少でサンドハースト王立陸軍士官学校教官就任。元英国国防省テロ対策部長補佐。2005年のロンドン市内テロ発生時の政府の危機管理対策委員会(COBRA)メンバー。 

   

110. 任せられない瞬間を見極める

Mission Leadership® の基本は部下に任せる事だ。しかし、ミッション達成が困難になった時は上司が介入する。ダミアン・マッキニーは言う。「任せる事は目的ではない。任せる事はミッション達成の手段だ」。

軍人は上官の動きをヘリコプターに例える。上司は常に上空から俯瞰する。チームミッションの達成を危うくする問題を発見したら、着陸して直接解決する。解決したら離陸して俯瞰に戻る。

 

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3. 「任せる」と「丸投げ」は違う

27. 信頼する前に任せる

106. 任せて心に火をつける

 

ダミアン・マッキニー  元英国海兵隊将校。大英帝国五等勲爵士(MBE)。1999年マッキニーロジャーズ設立。東アフリカ、ケニア生まれ。

   

109. チームワークを極める

ジェッド・ストーンは言う。「戦闘は命をかけたチームプレイだ。指揮官には冷静な判断や強い信念など、常人を超えた能力が求められる。それを訓練で習得させるのが軍隊だ」。軍人による究極のチームワークはNASAでも活用されてきた。アポロ11号でタッグを組んだアームストロング船長は海軍、オルドリン飛行士は空軍出身だ。

ビジネスは生活のかかったチームプレイだ。軍隊から学び、磨く事は多い。

 

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15. 勝つとチームになる

28. 死なせたくないから厳しくできる

40. カネで命は捨てられない

 

ジェッド・ストーン  元英国海兵隊将校, 王立海軍学校幹部養成プログラム卒業、山岳共同作戦のスペシャリスト、元鋼鉄ワイヤー滑降世界記録保持者。

   

108. 言葉は契約

戦場での指示は全て口頭だ。言った、言わないは許されない。ダミアン・マッキニーは言う。「言葉を信じられない上官に命を預けられるはずがない」。

驚異的な成功を収めているビジネスリーダーの多くも、自らの発言に契約書のサインと同等の信用を得ている。

 

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9. 後ろから撃たれる上司

57. 自信を伝える

 

ダミアン・マッキニー  元英国海兵隊将校。大英帝国五等勲爵士(MBE)。1999年マッキニーロジャーズ設立。東アフリカ、ケニア生まれ。

   

107. 軍事演習から学ぶ

軍隊では、自軍がブルーチーム、敵軍がレッドチームと分かれて机上で作戦シミュレーションを行う。図上演習だ。リチャード・ワッツは言う。「命のかかった戦いに、作戦資料の束だけ渡されて臨めるはずがない。敵の目を通すと自軍の甘さが見える。プランBの必要性に気づく」。

重要なビジネスプロジェクトに臨む場合も、シミュレーションで競合、顧客、社員の立場を経験すると、本番の成功確率が上がる。

 

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64. ぶれない仕組みをつくる

75. 疑問を取り除く

87. 最悪を考える

 

リチャード・ワッツ  元英国海兵隊将校。大英帝国四等勲爵士(OBE)。アシュリッジ・ビジネススクール、マンチェスター・ビジネススクール修了。

   

106. 任せて心に火をつける

想定外の事態が当たり前に起こる戦場では、現場の兵士に判断と行動を任せる事が不可避だ。ダミアン・マッキニーは言う。「上官から任されることで信頼を感じた部下は、期待以上の働きをする」。

任せる範囲は頭で決める。任せる覚悟は心で伝える。

 

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13.「任せる」と「丸投げ」は違う

27. 信頼する前に任せる

48. 危機下こそ任せろ

 

ダミアン・マッキニー  元英国海兵隊将校。大英帝国五等勲爵士(MBE)。1999年マッキニーロジャーズ設立。東アフリカ、ケニア生まれ。

   

105. 羽目を外そう!

戦争に勝利した直後の歓喜は半端ではない。第二次世界大戦のパリ解放時の映像を見た人は多いだろう。ダミアン・マッキニーは言う。「極限状態が続いた後は緊張を解き放つ機会が不可欠だ」。

ビジネス界ではコンプライアンスが厳しくなり、コロナが追い打ちをかける。それでも羽目を外す機会は重要だ。コロナ前に使っていた時間とお金を活用してクリエイティブに考えればやり方はある。

 

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10. 夢は未来から、誇りは過去から

74. 陽気さを忘れない 

102. 組織はブランド

 

ダミアン・マッキニー  元英国海兵隊将校。大英帝国五等勲爵士(MBE)。1999年マッキニーロジャーズ設立。東アフリカ、ケニア生まれ。

   

104. 戦略が行動を決める

ダミアン・マッキニーは言う。「戦闘の本質は破壊と殺戮で不変だが、具体的な作戦行動は戦略ビジョン次第で変わる。地勢学的影響力を守る為なら油田を破壊する。経済的利権を守る為なら油田を奪取する。国家戦略が戦闘行動を変える」。

同じ顧客に同じ商品でビジネスをしていても、企業戦略が変われば価格体系や訪問頻度が変わる。

戦略ビジョンと現場の行動が連動している組織は強い。

 

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29. 不条理は起こる

35. 面白いと思った奴が勝つ

38. 抽象的な計画は死をもたらす

 

ダミアン・マッキニー  元英国海兵隊将校。大英帝国五等勲爵士(MBE)。1999年マッキニーロジャーズ設立。東アフリカ、ケニア生まれ。

   

103. 二階層の組織を動かす

士官学校は将校として二階層のマネジメントを習得する場だ。卒業して実戦配備されると、軍曹数名を通じて約50人の兵士を率いる。ジェームズ・キャメロンは言う。「軍曹が直接部下を率いるのと、少尉が軍曹を介して間接的に率いるのは別物だ。直接指揮は経験で習得出来るが、間接指揮には体系的なスキルが必要だ」。

ビジネスでも二階層のマネジメントをマスターすれば何階層でもリードできる。

 

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63. 試練と教育がリーダーを創る

88. 二つ上のミッションを理解する

 

ジェームズ・キャメロン  元英国陸軍将校。英国陸軍参謀本部最優秀将校(受賞2回)。大英帝国三等勲爵士(CBE)。最年少でサンドハースト王立陸軍士官学校教官就任。元英国国防省テロ対策部長補佐。2005年のロンドン市内テロ発生時の政府の危機管理対策委員会(COBRA)メンバー。 

   

102. 組織はブランド

ダミアン・マッキニーは言う。「軍隊はブランドだ。将校の振る舞いに加え、軍服、装備、建物など全てに気を配る。厳しい職業に人材を集める為にはブランドとしての魅力が欠かせない。紋章や軍団旗にこだわったローマ時代からの伝統だ」。リモート環境下で、社員が本社ビルや名刺を通して自社をブランドとして感じる機会が減っている。社員が自社への愛着を確認できる『ブランド戦略』が必要だ。

 

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10. 夢は未来から、誇りは過去から

82. 語り部を持つ

 

ダミアン・マッキニー  元英国海兵隊将校。大英帝国五等勲爵士(MBE)。1999年マッキニーロジャーズ設立。東アフリカ、ケニア生まれ。

   

101. リーダーだけがリーダーを教えられる

士官学校の教官と戦場の指揮官は2-3年のローテーションで入れ替わる。教官は戦場の経験を伝え、指揮官は最新理論を戦場で使う。”Only leaders can teach leaders” ジェームズ・キャメロンの口癖だ。ビジネスでも、現場リーダーが社内教育を経験することで変化が起こる。現場の部下が変わる。教えられた生徒が変わる。教えたリーダー自身が変わる。

 

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28. 死なせたくないから厳しくできる

32. 「10年早い」が組織を潰す

63. 試練と教育がリーダーを創る

 

ジェームズ・キャメロン  元英国陸軍将校。英国陸軍参謀本部最優秀将校(受賞2回)。大英帝国三等勲爵士(CBE)。最年少でサンドハースト王立陸軍士官学校教官就任。元英国国防省テロ対策部長補佐。2005年のロンドン市内テロ発生時の政府の危機管理対策委員会(COBRA)メンバー。 

   

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